新しい朝


死者の魂をもて遊ぶことに退屈した彼女は未練がましく死んでしまった探索者を見つけ生き返らせる(新たに人生)代わりに絶望をくれてやろうと考えた。

それに選ばれてしまったのが臥煙美弥である。

彼女は自ら死を望んでいた例え生き返ったとしても生きる意味がないつらい思いをするぐらいならまた自ら死を選ぶその光景を探索者に見せて楽しもうと考えた


「明けない夜」

 

探索者が最後見た光景はどのようなものだったのかそれはあなたにしかわからない。

光が閉ざされる際「貴様を招待しよう」そう聞こえたような気がした。

 

深い闇に探索者は漂う、闇に囲まれ探索者は恐怖が心を支配している。

しばらくする目線の先に光が見えてくる

その光は徐々に探索者を囲んでいくただその光は冷たい冷気を帯びているようだった

身を凍らすような感覚に襲われ探索者は意識を失ってしまった。

 

目を覚ますとそこは見知らぬ一室だった。

ここはどこかと見渡すと周りには机、本棚、ベット、赤い絨毯、窓、奥には木のドア

ベットの上には誰かが寝ているようなのかふくらみが見えることだろう。

そして周りの雑貨は赤で統一されている。

 

探索者の身の回りを確認してみると外傷そして持ち物はすべてない。

(探索者に腕や足をなくしてしまったキャラがいてもすべて治っており不具合はない)

 

探索者は死んでしまった自覚があるはずなのに今生きている実感があるということに

 

不安感を覚えることだろう

 

🎲SANチェック1/1D4

 

「部屋探索」

・机

机の上には紙やペンが置いており引き出しがいくつかついている。

机の上には特に気になるものはなく下は何もない。

🎲目星ロール

引き出しの中を確認してみるといくつかの引き出しには何もなかったが

最後の引き出しの中には一枚のメモ用紙が一枚入っている。

 

内容

「招待状

君たちにひとつの試練を与えよう

私のお遊びに付き合い見事クリアできたのならもう一度人生の続きを楽しめる

どうだ?いい提案だとは思わないか?

自分の生きる道を決めなおせるそんな余興に付き合ってくれ

新しい人生をやり直すか

人生の続きを取り戻すか

どちらを取ろうとも君たちのの自由だ…

                                          赤き女王」

 

 

 

・本棚

※🎲図書館(提示する情報はKPに任せる)

書物がいくつか並んでいる黒の装丁に赤の文字

人名が並んでいる部分もあることがわかるだろう

(図書館又は自分の名前(NPCの名前)を調べる)

探索者の名前を調べた場合

→貴方の死んだときの状態が事細かに書かれている。その書かれている事を読み返すうちに

 記憶がよみがえってくる自分が死ぬことが書かれているそんな嫌な記憶、思い出したくもないのに

 貴方はそれを思い出す

  鮮明に思い出してしまったあなたは🎲SANチェック1/1D4

 

赤き女王

🎲図書館ロール

→資料「赤い女王」

赤い装丁の本でタイトルには

「赤い女王」と書いてある。

 

「赤い女王」

内容

・赤き女王は人々に対して絶対なる力を持っている。

 その姿は見とれる程の美貌を持っており誰もが魅惑されることだろう。

 知識人であり、策士だが嘘をつくことはしない。

 気に入らない人物にはそれ相応の裁きを行うことが知られている

 一説によると彼女は死神としても知られている

 ただ彼女は選択肢を与えてくれるそしてその選択肢に従い裁きを行う。

 

NPCの名前(臥煙 美弥)について調べた場合

→どうやら彼女は自ら命を絶ったことがわかるだろう、詳細に読んでいくと最初は自傷行為から始まりだんだんとエスカレートしていく、

 最後のページには見晴らしのいいビルの上で彼女は夕焼けをを見た後フェンスを上っていく

 次の瞬間世界は反転した、いや落下している、そう彼女はビルの上から飛び降りたのだ彼女の視界には地面が迫ってきている

 段々と近づいている、最後は怖くなったのか目を閉じる。しかしこの本にはそのあとの事が鮮明に書いてある

 地面と彼女が接触したあときれいな赤い鮮血が地面には広がっていたきれいなバラの花のように・・・

🎲SANチェック1/1D4

 

その他の人名について調べた場合

🎲幸運ロール

失敗→やはり人の死んだことが事細かに書かれている。ただそれは悲惨な状態で死んでしまったことがわかるだろう

   電車にはねられ四肢がバラバラになったことが探索者が想像できるような程鮮明に書かれている。

   SANチェック1/1D4

成功→やはり死んだ人の事が事細かに書かれている。どうやら病で死んでしまったのだろう

   最後は看取られ静かに息を引き取ったことがわかる。

 

・ベット

ベットに近づいていくともしかしたら人がいるかもしれないという疑問は拭うことができるだろ。

確かにそこには人が寝ていることが確認できる。

 

→NPC

長い髪の毛で美しい整った顔立ちをしている。深い眠りについているというわけではなく

ゆすり起こすか声をかけることによって起こすことは可能だろう。

 

ゆすり起こした場合

彼女は目をこすりながら探索者の顔見た後驚いた表情で貴方に

NPC「貴方はだれ・・・?ここは?」と聞いてくる

会話例

彼女はもともと口数が少ない。

 

彼女は自分の置かれた状態を確認すると手首を無意識なのか隠していることがわかるだろう。

探索者がその行為を見ると彼女はその手首を隠すのをやめる

その手首には自傷行為の跡がそこにはあった

「私は臥煙 美弥(がえんみや)」

そう答えてくれる。

 

招待状を彼女に聞いてみると

「新しい人生を歩めるならそうしたいな.....

🎲心理学→嘘をついていないことがわかるだろう。

 臥煙美弥の行動について

探索者の補助として動いてもらって大丈夫です。

しかし彼女は人生の続きを歩こと自体は望んでいないため新しい人生を望んでいるというRPをお願いします。

 

 

 

 

・窓

外を確認してみるとそこは暗闇に包まれていたその先を確認することは一切できないことがわかるだろう。

そして窓を開ける鍵がついているため開けることは可能だろう

→鍵を開ける場合

窓を開けると冷気が流れ込んでくるこの感覚はあなたは感じたことがある

身を凍らせるような感覚この先に向かうことはよくないと感じるだろう。

 

・木のドア

なんの変哲もない木のドアである

🎲聞き耳→音は何も聞こえない

「道標」

木の扉を開くと目の前には書庫だということがわかるだろう。

そして中央には机その上には花瓶がありそして花が活けられている。

奥にはまた先に進めるであろう木の扉がそこにはあった。

 

書庫には無数の本が置かれていることがわかる。そしてその大多数が人名であることが確認できるだろう。

→探索者又はNPCの名前を探す場合

探索者の生い立ちから死ぬまでのことがわかるだろうそれも事細かに。

いつ自分が見られていたのかそんなことはなかったはずなのにそんな恐怖があなたを襲うことだろう

🎲SANチェック0/1

 

臥煙 美弥を調べだした場合

彼女の生い立ちがすべて書いてある

それは見るに堪えないものだった。

彼女が生まれてすぐ両親は死んでしまい親戚に引き取られることになった

しかし彼女は誰にも心を開くことができなかった誰にも愛されずそして誰も愛せず

誰にも同情されることがない

誰からも必要とされていないそう感じることができるだろう。

 

図書館又は人名以外の本を探す場合

 

「死後の世界について」

・死後肉体と魂との結合は、はずれ別々となり肉体と魂は全くの別物となる

 いわば本物を模した偽物となる。

  通常死という物は肉体の死よりも魂の死が先であり

  別々となってしまった魂が肉体に戻ることは二度とない

  もし肉体に離れた魂を入れなおす場合体は本人だが中身は全く別のものとなる。

 

・鏡は虚を写すものと言い伝えがある。

 

 

・机の上の花瓶

→(バーベナの)花が活けられている

🎲博物学→バーベナ:「私はあなたに同情します」「後悔」

 

花のことを聞いてみると彼女は

「この花はバーベナっていうの、花言葉は「私はあなたに同情します」「後悔」っていう意味を持っているの

 

 

・木のドア

なんの変哲もない木のドアである

🎲聞き耳→音は何も聞こえない

「決断の時」

木の扉を静かに開ける

目の前に広がった光景は今まで通ってきた部屋と大きく違っていた。

四方が鏡に囲われて探索者と臥煙美弥の姿が合わせ鏡のようにいくつも映し出されている。

 

そこに映し出されていた姿に違和感を覚える

探索者の髪と目の色が違うのだ

(違う色は探索者と違えばOKです。例:髪の色が黒だった場合→白になっていた等、臥煙美弥も同じく鏡と違っています。)

 

そして部屋の中央には一本脚の小さな円卓があり円卓の上にはなにやら置いてあることがわかる。

一本脚の小さな円卓

上に置かれていたものは拳銃が置かれておりその横には一枚のメモが置かれている。

メモに書かれている内容は以下の通りである。

「もし元の世界に戻りたいのであればこの拳銃で頭を撃つことだ。」

 

拳銃には二発装填されている。

 

ED1「閉ざされた光」

 

 

彼女の頭打ち抜き自分自ら頭を打ち抜いた場合

 

あなたは彼女の頭に銃口を向ける

彼女はやはり怖いのか震え固く目を閉じる

確実な方法とはわからない

不安が心を支配するが

自分が打ち抜くしかないと決意を決める

鈍い乾いた音が部屋に響いた後一発の弾丸が彼女の頭を打ち抜く

幸いというべきか彼女は特に苦しむこともなく

死に絶えたようだ

倒れた彼女の頭から赤い血がながれ先ほどまで確かに生きていたことが

わかるが目の前の彼女はもう動くことはない

そして現実から目をそむけるように彼女から目線を外す

しかし周りは鏡になっているため彼女の姿がいやでも目に入る

だが一つ違和感を感じる

鏡の彼女から血が流れていない

目星→鏡の彼女は確かに一瞬にやりと笑っていた

それよりも探索者は人を打ち抜いたその事実に恐怖がわいてくるだろう。

🎲SANチェック1/1d6

 

そして探索者は震える手で自分自ら銃口を向ける

恐怖が襲ってくるが何とか今は耐えている

この現状が悪夢だと信じて

あなたは意を消して引き金を引く

鈍い乾いた音が部屋に響いた後一発の弾丸があなたを貫く

目の前の鏡にあなたの姿が映され

鏡のあなたと自分が連動して倒れく

やはり鏡のあなたは血を出さないが

その鏡のあなたは一瞬にやりと笑ったように感じた

そしてあなたの意識がぷつりと切れ意識が暗闇へと溶け込んでいく

 

暗闇の先にに人影が確認できる。

その人影は探索者に近づいてくる

 

そうするとはっきりと姿を認識することができる。

「私が赤き女王だ、いかがだったかな楽しんでくれただろうか?」

そう目の前の赤き女王は問うてくる。

 

 

「君の選択が幸か不幸かきみにしかわからない。しかしどうであれたのしんでくれ

 もう君に会うことが無いように私は願うよ」

 

その言葉を聞き終わった後探索者は意識は失われる。

 

 

目を覚ますとどうやら道路の真ん中で棒立ちしている状態だった

今までどうやって過ごしてきたのか思い出すことはできない

しかしそんな不安は徐々に薄れ

日常へと戻っていくだろう

 

バットEND

日常への帰還

 

探索者は一般人へと戻り非日常的なものに触れることはない

(シナリオへの参加ができない)

 

ED2「残照フェイクエンド」

 

NPCを打たずに鏡のみ打ち抜いた場合

 

 

 

あなたは鏡に拳銃を向ける

鏡のあなたも同様に拳銃をこちらに向けてくるが

あなたは意を消して引き金を引く

鈍い乾いた音が部屋に響いた後一発の弾丸が鏡を打ち抜く

次の瞬間部屋全体の鏡にヒビが入り粉々に砕け散る

割れた鏡の裏には何もなく暗闇がこの空間を支配する。

 

暗闇の先にに人影が確認できる。

その人影は探索者に近づいてくる

 

そうするとはっきりと姿を認識することができる。

「私が赤き女王だ、いかがだったかな楽しんでくれただろうか?」

そう目の前の赤き女王は問うてくる。

 

 

「君の選択が幸か不幸かきみにしかわからない。しかしどうであれたのしんでくれ

 もう君に会うことが無いように私は願うよ」

 

その言葉を聞き終わった後探索者は意識は失われる。

 

目を覚ますとそこはビルの上であることがわかる

あたりは暗いが夕日の光が照り返し微かに周りの状態が確認できる

周りの景色はどこか美しかったそしてフェンスの先に彼女、

臥煙 美弥がフェンス向こう側に立っていた。

彼女はあなたに気が付き

「目を覚ましたのね、よかった」

そう答える

彼女の手にはバーベナが握られている。

「あなたならと信じていたのに…」

と涙を一筋流す

その言葉を放つと手に持っていたバーベナを自分の足元に置き

そのまま貴方の目の前から姿を消した、いやそこから飛び降りたのだ

探索者は反射的に駆け寄りフェンスの下をのぞき込む

彼女がゆっくりとそうスローモーションで落ちていく走馬灯を見ているかのように時間が

ゆっくりと流れていく

そして彼女の口がゆっくりと動く 「さようなら・・・」そう言っているようだ

次の瞬間嫌な音が響く地面に赤い鮮血が広がっているそれは夕日に照らされて

儚くも美しく思えた。

その場に立ちすくむ貴方は何時間そこにいたのだろう

て夕日は完全に沈んでしまった

深い闇、夜が始まった・・・しかし夜は必ず明ける

貴方が生きている限り

貴方の人生の一ページに刻まれたこの思い出は消えることはないだろう。

さぁあなたの人生の続きはまた始まった。

これからどんな物語を刻むのかそれはあなたにしかわからない。

 

探索者自らSANチェックをしてもらう

(KP判断でもOK)

(もしくは発狂がその場釘付けとし治まるまでそこに立ちつくしてしまうと処理しても可能です)

 

NORMALEND

サンチ報酬🎲1D10

探索者の生還(前作に探索者が死んでしまったシナリオの記憶はありません。そのシナリオフェイクとしなかった事偽物の終わりという意味です。)

 

ED3「新たな人生の道標」

 

NPCの本体を打ち抜いて自分の鏡を打ち抜いた場合

 

あなたは彼女の頭に銃口を向ける

彼女はやはり怖いのか震え固く目を閉じる

確実な方法とはわからない

不安が心を支配するが

自分が打ち抜くしかないと決意を決める

鈍い乾いた音が部屋に響いた後一発の弾丸が彼女の頭を打ち抜く

幸いというべきか彼女は特に苦しむこともなく

死に絶えたようだ

倒れた彼女の頭から赤い血がながれ先ほどまで確かに生きていたことが

わかるが目の前の彼女はもう動くことはない

そして現実から目をそむけるように彼女から目線を外す

しかし周りは鏡になっているため彼女の姿がいやでも目に入る

だが一つ違和感を感じる

鏡の彼女から血が流れていない

目星→鏡の彼女は確かに一瞬にやりと笑っていた

それよりも探索者は人を打ち抜いたその事実に恐怖がわいてくるだろう。

SANチェック1/1d6

 

あなたは鏡に拳銃を向ける

鏡のあなたも同様に拳銃をこちらに向けてくるが

あなたは意を消して引き金を引く

鈍い乾いた音が部屋に響いた後一発の弾丸が鏡を打ち抜く

次の瞬間部屋全体の鏡にヒビが入り粉々に砕け散る

割れた鏡の裏には何もなく暗闇がこの空間を支配する。

 

暗闇の先にに人影が確認できる。

その人影は探索者に近づいてくる

 

そうするとはっきりと姿を認識することができる。

「私が赤き女王だ、いかがだったかな楽しんでくれただろうか?」

そう目の前の赤き女王は問うてくる。

 

 

「君の選択が幸か不幸かきみにしかわからない。しかしどうであれたのしんでくれ

 もう君に会うことが無いように私は願うよ」

 

その言葉を聞き終わった後探索者は意識は失われる。

 

目を覚ますとそこはビルの上であることがわかる

あたりは暗いが夕日の光が照り返し微かに周りの状態が確認できる

周りの景色はどこか美しかった

彼女はあなたに気が付き

「目を覚ましたのね、よかった」

そう答える

彼女の手にはバーベナが握られている。

「以前の記憶を思い出せないのだけどなぜかあなたには救われた気がする」

 

探索者から一言をもらって

 

新しい朝シナリオクリア

happyEnd

サンチ報酬🎲1D10

臥煙 美弥の生還🎲1D10

探索者の生還

 

あとがたり

作成理由としましては赤き女王が人の死の選択を自ら取らした場合どうなるのか見たかったという物です!

多少RPをするのは難しいですが頑張ってください!

新しい人生を望む者と続きを歩みたい者救われる道が違うという一風変わったシナリオを作れて私は楽しかったです。

 2017/07/02     編集